オンラインショッピングで商品・サービスの購入を考えるとき、比較サイトで安い販売業者を探して購入する流れは当たり前になりました。
比較サイトは、どのような目的で制作・運用されているのでしょうか。
ここでは、比較サイトの目的や市場規模についてまとめていきます。
比較サイトの目的
ビジネスを行う側が比較サイトを制作・運用する目的として、以下の3つが挙げられます。
ユーザーに認知してもらえる
比較サイトでは商品・サービスのカテゴリを専門で取り扱っているものと、カテゴリ別で紹介している総合比較サイトがあります。
どちらの比較サイトにしても、ユーザーは興味のあるカテゴリだけに絞り込んで情報を探すため、数ある企業や商品・サービスの中からその企業が持つ商品・サービスについて、機能や価格を認知してもらえます。
リード獲得につながる
ユーザーが商品・サービスについての情報を得て「この会社の商品について詳しく知りたい」と思ったとき、公式サイトやショッピングページを訪れるようになります。取り扱う商品やサービスによっては、詳しい資料を取り寄せてる場合もあるでしょう。
これが「リード獲得」です。リードとは見込み顧客のこと。つまり、購買してくれる可能性のあるユーザーです。
比較サイトを利用するユーザーは、何らかの商品の購入を検討している段階にいます。そのような顧客層を獲得できることは、商品やサービスを扱う側によって非常に有益となります。
企業の認知度が向上する
比較サイトに商品やサービスが紹介されることによって、商品・サービスの概要だけでなく、企業そのものを知ってもらえる機会を得られます。
ユーザーが訪れる比較サイトは、ひとつとは限りません。複数の比較サイトに掲載されていればそれだけ露出度が上がるということ。ネット上に企業に関する多くの情報を紹介できるということになります。その分、商品を売る側の認知度はアップする可能性があります。
比較サイトの市場規模
オンラインショッピングが浸透してきた今、商品・サービスを購入する前に複数のものを比較したいというユーザーニーズは増加しています。
ユーザーは膨大な情報から商品を選び抜く必要があり、自力で精査するには手間や時間がかかるためです。
ユーザーニーズの増加に伴い、比較サイトは年々増えてきています。その市場規模は、2008年の時点でも245億円以上でした。ECが定着した今では、それ以上に規模が大きくなっていることが予想できます。