膨大な情報があふれるインターネットの世界。ネットで発信される情報は正しい情報ばかりとは限りません。比較サイトも同様で、明確な根拠のもとに比較された情報なのか、見る人それぞれが、その情報が正しいかをどうかを見極める力「ITリテラシー」を身につける必要があります。
ここでは、ネット上で正しい情報を見極める方法を3つご紹介します。比較サイトの情報を精査するのに役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。
複数の情報を見比べてチェック
発信される情報は、Webサイトを作る側や記事を書く側の考えにもとづいて書かれています。たまたま見つけたひとつの情報だけを見て鵜呑みにしてしまうのは危険です。
偏った書き方がされていないか、同じような情報が書かれている複数のサイトをチェックして見比べるようにしましょう。
公式な情報から情報を得る
個人が書いているブログやSNS、比較サイトをはじめとしたさまざまなサイトの情報が必ずしも間違っているわけではないのですが、ときにはおおげさに書かれていたり誇張した表現をされていたりする場合もあります。
これらが本当に正しい情報かを見極めるためにおすすめなのが、政府や官庁、自治体など、公の機関が発信している情報を確かめる方法です。
公的な機関は数字やデータを明示して、その情報の根拠や理由をしっかりと説明しています。
例えば、医療に関する情報なら医師会の発信する情報や論文データを確認する、法律に関することは政府や弁護士の情報を確認するといった方法があります。
また、Webサイトの中には、記事を作るために参考にしたWebサイトや書籍、論文などを注釈で明記しているものがあります。公的な機関の情報にもとづいてつくられたことが分かるため、比較的信ぴょう性は高いと言えるでしょう。
個人や企業を傷つけていないか
ネット上での誹謗中傷や悪意を持った情報が問題視されているように、その情報が誰かを貶めたり傷つけたりする目的で作られていないかにも注意が必要です。
特に口コミレビューなどでは、他社の製品やライバルの店舗より優位につくために、悪いイメージを与えようとわざと悪いレビューを投稿したり、良くない「うわさ」を流したりしているものも存在します。根も葉もない芸能人のゴシップニュースなどが典型です。
悪口やネガティブな情報も鵜呑みにせず、本当に正しいか分からない、確認しようのない根拠のない情報を「受け流す」力も大切です。