航空券や宿泊するホテル・旅館をネットで予約することは当たり前になった今、よく利用されるのが旅行比較サイトです。でも、旅行サイトには比較だけを行うサイトと、比較してそのまま予約に進める2種類があります。
ここでは、旅行比較サイトの特徴や旅行予約サイトとの違いについてまとめました。
旅行比較サイトとは
旅行予約は、航空会社やホテルのホームページでも直接できますが、複数の航空会社や宿の価格を比べたいとき、1つずつ調べて確認するには手間や時間がかかります。
そこで登場したのが旅行比較サイトです。複数の航空券や宿のサービスプラン、価格を最安値で表示している「比較予約サイト」が分かるようになっています。
比較した上で予約したいと考えたとき、外部の予約サイトへリンクして予約に進めるようになります。
比較予約サイトとの違い
旅行比較サイトでひとつ注意しておかなくてはならないのが、比較予約サイトとは違うところ。比較予約サイトには独自の予約機能がついており、サイト内でそのまま予約に進めるようになっています。
独自のポイントが付与される、割引が適用されるなどさまざまなサービスを行っています。「エアトリ」や「楽天トラベル」、「じゃらん」などが有名です。
旅行比較サイトの仕組み
複数の予約サイトに掲載されているプランやサービスを検索エンジンからさらに検索して、一括比較ができるようになっているのが旅行比較サイトの仕組みです。これはメタサーチやメタ検索エンジンとも呼ばれます。
スマホの普及によって、アプリで簡単に比較予約ができる海外のサイトも次々と登場してきており、今後も旅行業界での市場規模は広がると考えられています。
旅行比較サイトのビジネスモデル
旅行比較サイトや旅行比較予約サイトのビジネスモデルは、旅行者(ユーザー)から取り次いだ予約に対して、ホテル側から手数料を徴収する仕組みになっています。
そのため、旅行比較サイトは旅行会社が運営しているものも多いです。
個人で旅行に必要な交通手段や宿が、ネットで手軽に予約できる時代にはなりましたが、基本的に代理店ビジネスという旅行会社の収益構造は変わっていないのです。
ただ、レンタカーの手配や旅行保険、パスポートの代行申請など、これまで手数料として収益源になっていた旅行に必要なさまざまな準備を、個人がネットで簡単に行えるようになりました。
比較予約サイトで大きな収益を得ているというわけではなく、生存をかけて運営しているといっても過言ではないのかもしれません。