20数年前まで、同じ商品は同じ金額で売らなくてはならなかった保険。1998年の保険料率の自由化によって、今では保険会社が設定する保険料で販売できるようになっています。
それに伴って、消費者が気にするようになったのが保険料です。
どの保険会社が一番安いのかを調べるために、手を尽くさなくてはならなくなりました。
今回は、保険の比較サイトについて、特徴やビジネスモデルを解説していきたいと思います。
保険の比較サイトとは
申込数が多い保険商品のランキングや入りたい保険ごとの保険の種類、保険料など、さまざまな角度から保険について調べられるようになっているサイトです。
保険料をシミュレーションできるシミュレーターがついている比較サイトも多く、年齢や性別、希望する保険の種類を選ぶと最適な保険が見つかるようになっています。
保険の比較サイトのビジネスモデル
比較サイトを運営しているのは、保険代理店事業を行っている会社です。比較サイトを通じて代理・媒介を行うことで、手数料を得られる仕組みになっています。
また、直接契約につながらなくても、資料請求によって掲載代理店から手数料を得られるビジネスモデルもあるほか、保険のプロであるFPに無料相談ができるサービスもあり、ひとつのサイトで保険の疑問や悩みを解決できるようになっています。
通常の商品を扱う比較サイトとは異なり、金融商品ですのでひとつのコンテンツメディアとして運営されていることが多いです。
チャットボットで相談できる
最近では、チャットボットが設置されている保険の比較サイトをよく見かけます。保険商品について知りたい、見積が欲しいなど、ニーズに合わせて適切に反応してくれるようになっており、オンライン相談よりも気軽に使えるためおすすめです。電話受付も行っているので、オンラインだけでの申し込みが不安な人も利用しやすいでしょう。
根拠のあるランキングかをチェック
保険の比較サイトでは、実際に申し込みされた保険数や国内の契約数をもとにランキングを作成しています。明確な数字をもとにランキング表示しているので、信頼性は高いと言えるでしょう。
ちなみに、保険商品ではなく一般的な消費財を扱う比較サイトの中には、何を基準にランキングしているのか明確にされていない、曖昧な比較サイトも存在します。
何を根拠に「人気」と謳っているのか、ランキング付けの根拠を知ることは大切です。また、正しい情報をもとにランキングされているかもしっかりと見極めるようにしましょう。